人気スマホゲーム『FGO』に学ぶマーケティングと広報

人気スマホゲーム『FGO』に学ぶマーケティングと広報

こんにちは!PR革命編集部のオガタです。
昨日、こんな記事を発見しました。

『FGO「Fate/Grand Order」の人気を支えるマーケティング“3つの魔法”と広報の機能』

FGO「Fate/Grand Order」の人気を支えるマーケティング”3つの魔法”と広報の機能

国内ダウンロード数1,300万超のスマホゲームアプリ「Fate/Grand Order(FGO)」。その人気を支えるマーケティング手法と広報の機能について紹介する。

マーケティング“3つの魔法”と広報

ふむ、何やら気になるタイトルですよね。
というわけで、今回はこちらの記事を読み解いていきたいと思います!

FGOってなに?

そもそもFGOとはいったい・・・?恥ずかしながら知らなかったので調べてみると、とんでもなく人気のスマホゲームのようです!

公式サイト : https://www.fate-go.jp/

スマホでフェイト!|Fate/Grand Order 公式サイト

TYPE-MOONが贈る、新たな「Fate」RPG。「Fate/Grand Order」公式サイト

こちらの記事によると、スマホゲームだけでなくアニメ、ライトノベルなどのエンタメ分野でも人気のようです。記事にもあるように、映画館との連携なども行っており、面白い施策をしているようですね!

マーケティング”3つの魔法”

魔法(マ法)その1「マメニ」

まず1つ目は、「マメニ」。このディライトワークス株式会社では、Twttiterでの情報発信を「マメニ」しているそうです。

マーケティング部の石倉氏によると

意味のないムダな情報の連投は返ってフォロワー離れを招く。ユーザーにとって価値ある情報を届けることが大事だ。

出典元:https://markezine.jp/article/detail/28799?p=2

とのこと。「価値ある情報ってなんなんだ〜!」と悩むかもしれませんが、こういったSNSでの情報発信が成功している企業を研究すると何かわかるかもしれませんね!(後でやってみよ・・・)

魔法(マ法)その2「マサカ」

2つ目の魔法(マ法)は、「マサカ」。「まさか・・・!?」と驚くような話題を提供することだそうです。

記事によると

FGOのイベントでは、VRや透過スクリーン、プロジェクションマッピングなど先進的な技術も積極的に活用しながら、新たな驚きを提供し続けている。

出典元:https://markezine.jp/article/detail/28799?p=2

とあります。話題のものや、注目されているものと掛け合わせることで「この企業はこんなこともできるんだ!」というワクワク感が出ますね!

魔法(マ法)その3「マヂカ」

最後の魔法(マ法)その3は、「マヂカ」。マーケティング部の石倉氏は、自ら宣伝担当として「バスター石倉」を名乗り、記憶に残る個性的な出で立ちでメディアに登場したり、イベントに出演しているそうです。(まじか・・・!)

これをマネするのはなかなか難しそうです笑 でも、「キャラクター」を作るまではいかなくても「その人らしさ」を広めることでも「あ、この人の商品or企業だからきっと良い商品or企業なんだろうな」というイメージを与えることはできそうですね。

そして、FGOの広報について

ちょっと長くなったので、ここでもう一度記事を載せておきますね。

スマホでフェイト!|Fate/Grand Order 公式サイト

TYPE-MOONが贈る、新たな「Fate」RPG。「Fate/Grand Order」公式サイト

記事の中で

まず、広報の役割の一つとして「FGOというキーワードに触れる機会を増やす」ということがある。「Fate/Grand Order」あるいは「FGO」というキーワードが入っている記事の掲載件数は大小あわせて毎月約3,000件にのぼるという。第三者的な視点や価値観が入ることが宣伝と広報の違いであると、市川氏。

出典元:https://markezine.jp/article/detail/28799?p=2

と書かれています。記事の掲載件数が毎月3,000件・・・すごいですね。
そして、宣伝(広告)と広報の違いもズバリ言われてますね。「第三者からの視点や価値観」があるか無いか、これが大きく違う点ですよね。
下の記事でも説明しているので、まだのかたはチェックしてみてください。

1-2. 広告と広報の違い
1-2. 広告と広報(PR)の違い

また、プレスリリースに関しては下のように書かれていました。

広報の欠かせない業務にプレスリリースの配信がある。ディライトワークスでは、FGO PROJECT関連のプレスリリースを月に10~15本発信している。ただプレスリリースを書いて送るだけではなく、それ以外に記事化されるための材料をどう用意するかという点にも注力しているという。

出典元:https://markezine.jp/article/detail/28799?p=2

月に10〜15本プレスリリースを発信するのは、私はまだ想像ができません笑 これも、急にマネするのは難しいと思うのでまずは月に1本を目指しましょう。そして次は2週間に1本、1週間に1本・・・としてもいいかもしれませんね!企画ありきのプレスリリースですので「ちょっと頑張ったらできる・・・!」くらいのペースでやっていきましょう。

プレスリリースについては下の記事から学べます。

4-1-4. プレスリリースの配信方法
4-1-1. プレスリリースとは

まとめ

「マーケティング“3つの魔法”と広報」いかがでしたか?”魔法”ということで「これさえすれば大丈夫!」みたいな”魔法”の手法かと思いましたが、「3つのマーケティング方法を駆使するマーケターは魔法使い」であり「使い手によっては”魔法”になる」ことがわかりました。また、取り上げられる掲載記事の桁が違えば、発信してるプレスリリースの量も違うということもわかりました。いずれも地道で、ハートのこもった活動をされていましたね。

最後に個人的に一番グッと来た石川氏の言葉をご紹介します。

「広報はただ情報を発信するだけではなく、メディアの皆さんと一緒に話題作りをしていく部署だと思っています。イベントや発表会の前に、いろんな記者さんに意見を伺ったりしますし、他社さんの事例などを調べながら、どうしたらより読者の方々にわかりやすいものができるかを考えています」(市川氏)

出典元:https://markezine.jp/article/detail/28799?p=2

はい、この言葉に私はシビれました。私が普段広報について調べていると、「メディアに取り上げてもらうためには」という表現を目にすることが多いですが(私自身も無意識に使っていることがあるかもしれません・・・!)、市川氏はあくまでもメディアと対等な関係を築いていることが窺えますね。きっとメディアからも信頼されている存在なんだろうなと感じました。

これは、企業の大小や知名度の問題ではなく「どうしたらいい話題作りができるか」という熱意がメディアのかたに伝わったからだと思います。あなたの企業も次にプレスリリースを発信するときは、是非その熱意をたっぷり伝えてあげましょう!