4-1-4. プレスリリースの配信方法

4-1-4. プレスリリースの配信方法

こんにちは!PR革命編集部です。

このページでは、プレスリリースの配信方法と、配信後の注意ポイントを解説します。

最後までお読みいただければ、プレスリリースの配信手順を一通り身につけることができます。プレスリリースは定期的に継続して配信することで効果が高まるので、ぜひ覚えてくださいね。

それでは、いってみましょう!

プレスリリース配信の流れ

まず、プレスリリースの大まかな流れを把握しておきましょう。ここでは、「記者クラブへ投函」「WEB媒体でのプレスリリース配信」「個別で記者へプレスリリースの送付」「自社サイト上の運営」においての流れを表しています。

プレスリリース配信の流れ

記者クラブへの投げ込み(投函)

省庁、県庁、市役所、商工会議所、業界団体などに設置されているメディアの出先機関のことを「記者クラブ」と言います。記者クラブには数十社ほどの新聞社、テレビ局、ラジオ局などが加盟しており、各メディアの記者がそこからニュースの発信をしています。毎月持ち回りでいずれかの一社が「幹事」をつとめていて、記者クラブにプレスリリースを配布する場合は予め幹事社に連絡をしておく必要があります。(連絡は投函日の48時間以上前が良いとされています。)配布場所や、必要部数などを確認し、所定のボックスや棚などに投函します。この時に注意しておきたいのは、他のメディアに送るのは記者クラブへの投函後にすということです。これは、必ず守りましょう。

また、配信方法はメディアによって違うので注意が必要です。紙媒体への配信方法はFAXが基本です。紙媒体にメールでプレスリリースを送っても、レスポンスが返ってくる可能性は低いです。

それでは、記者クラブへ投函する場合はどういった配信方法があるのかを見ていきましょう。

FAX

前述の通り、紙媒体への配信はFAXが基本になります。もし「FAXが無い」という場合は、電子FAXもありますのでそういったものを利用しましょう。

郵送

プレスリリースの枚数が多くなってしまった場合や急を要さない場合は郵送でもいいでしょう。ただし、郵送期間がかかる場合もあるのでタイミングには注意してください。

「媒体名+編集部御中」ではなく、できるだけ特定した宛名を明記
例えば、「日本経済新聞 御中」ではなく「日本経済新聞 ネットサービスご担当者さま」(出来れば担当者名まで明記するとなお良いです)郵送の場合、送付先はできれば手書きで明記しましょう。

メール

メールでの受付を指定されている場合はメールで送付しましょう。下記を参考にしてみてください。

タイトル:【PressRelease】プレスリリースのタイトル


本文:

 

□□記者会:幹事社/○○日報
編集部 ☓☓様

お世話になっております。
○○会社の□☓と申します。

プレスリリースを添付いたします。
取材の参考になれば幸いです。

 

ーーーーー
リード文
ーーーーー

 

署名

タイトルは「【PressRelease】プレスリリースのタイトル」を入れる。
メディアは日々大量のメールを受け取っているので、タイトルでプレスリリースだと分かるような表記にしましょう。
本文にリード文を入れて、PDFを添付する。
添付したプレスリリースにどういう内容が書かれているのかが分かるように、本文にリード文を記載しておきましょう。

プレスリリース配信代行サービスの利用

プレスリリースの配信を代行してくれるサービスもあります。各代行会社により、適当なメディアを絞ってくれたり、プレスリリースの修正を行ってくれたりなどサービスの内容は異なります。また、無料でwebに掲載してくれるサービスもあります。

▼プレスリリースゼロ(内容審査あり)
登録不要
http://pressrelease-zero.jp/about

 

▼無料ニュースリリース・プレスリリース配信サービス
登録不要・複数メディアへの配信
http://newsrelease.blog.jp/

 

▼ValuePress!
ValuePress!への掲載と一部メディアへのプレスリリース配信ができるお試し
https://www.value-press.com/pricelist_free
(※他社サービスとのフリーコースを併用不可。)

 

▼WEB PR
無料会員登録・登録の記事を複数の提携サイトに同時配信する
https://prsites.biz/useguide/guide.html

web媒体への直接の問い合わせ

ニュースサイトに直接プレスリリースを受け付ける窓口もあります。こちらは編集部による審査が入るので確実に掲載されるわけではありません。内容の話題性や社会性が高ければ、こちらを利用するのもいいでしょう。

▼MarleZine
広告/マーケティングの最新動向がわかる!
https://markezine.jp/help/

 

▼ROCKET NEWS24
昨日のニュースをいち早くお届けしたい
https://rocketnews24.com/advertise/

 

▼EnterpriseZine
データテクノロジー/情報セキュリティ
ITリーダー向け専門メディア
https://enterprisezine.jp/help/

 

▼マイナビニュース
https://news.mynavi.jp/top/notice/press/

 

▼Jcastニュース
ビジネス&メディアウォッチ
https://secure.j-cast.com/form/contact_deliver.html

 

▼TECHABLE
Techable(テッカブル)は、テクノロジー、ソーシャルメディア、マーケティングの最新トレンドや、次代をつくる国内外のスタートアップベンチャーのニュースを 配信するニュースサイトです。
https://techable.jp/contact

スタートアップ企業向けのサービスもあります。

▼PRTIMES
スタートアップ向け(条件あり)
https://prtimes.jp/startup_free/

 

▼DreamNews
スタートアップ向け(条件あり)
https://www.dreamnews.jp/campaign/2018/?gclid=EAIaIQobChMI_s7hv4u-2gIVxhwrCh3-yAB-EAEYASAAEgK_3fD_BwE

メディア記者へ直接送付

もっともおすすめなのは、連絡先を知っているあるいは名刺交換をしたことのある記者へ直接プレスリリースを送付することです。また、直接手渡しをするとその場で記事化へのアピールをすることができます。しかし、そのために時間を割いてもらうことになりますので、「どうしてもここに載せてほしい場合」の手段としておきましょう。

配信先は100件以内に絞り込む
過去の報道実績などから、そのプレスリリースの話題を取材してくれそうな媒体を選び出し、配信先を30〜100件程度の媒体に絞り込んでそこだけプレスリリースを送ります。(メディアリスト)30件くらいなら手作業でも十分できますし、配信代行料を節約できるのでコスト削減にもなります。

プレスリリースの配信後には何をするべき?

プレスリリース配信後、プレスリリースを自分のサイトへアップすることも忘れずにしましょう。また、社内での「プレスリリースを配信しました!」という情報共有もしておきましょう。

web媒体へのプレスリリース配信後は、しばらくして掲載されているかをチェックし、掲載されていたら自社サイトで「掲載されました」ということをお知らせしておきましょう。SNSを運営している場合は、メディア掲載の旨を投稿しておきましょう。

注意
自社サイトやSNSへメディア掲載の旨をアップする際、勝手に記事の写真やリンクを掲載すると著作権にひっかかる可能性があるので、必ずメディアへ掲載許可や著作権料を支払う手続きを行いましょう。

webサイトやSNSも広報PR活動では大事な役割を果たしているので、どう活用したらいいか分からない人はこちらの記事も見ておきましょう。

webサイト・SNS
2-3. Webサイト・SNS

また、配信後で注意しておきたいのは、メディアへむやみに受取確認したり、ニュース価値を考えずに取材を依頼したりすることは控えましょう。印象が悪くなってしまう可能性があります。

まとめ

いかがでしたか?

「意外とやることが多いな…」と思ったかたもいるかもしれません。私もそのひとりです。(!)配信の方法と配信後に何をするべきかを予め理解しおかないと、当日慌てることになってしまいます。しっかり準備をしてプレスリリースの配信日を迎えましょう!