4-1-1. プレスリリースとは

4-1-4. プレスリリースの配信方法

プレスリリースとは・・・?
「なんか聞いたことあるけど意味もよく分からないな〜」という人も結構いるのではないでしょうか?

プレスリリースをひとことで言うと「報道関係者向け発表資料」のことです。もう少し詳しく説明しますと、「企業の新商品や新サービスなどの情報をメディアに知らせる文書」のことです。

もともとは報道機関への情報提供のことを指します。現在、インターネットやスマートフォンでニュースを読む人が増えていますが、そこに掲載されているニュースは、新聞、雑誌、テレビなどの従来メディアから提供されているものが多くあります。

プレスリリースでメディアに情報発信することで、あなたの企業がメディアに取り上げられるチャンスを作ることができます。その結果、企業にとってのさまざまなメリットが期待できます。

では、プレスリリースとは何か?について勉強していきましょう。

プレスリリース配信の目的とは?

プレスリリースは、報道を獲得するための手段のひとつです。
新聞やニュースサイト、雑誌などに取り上げられることにより、さまざまなメリットがあります。

報道獲得のメリット
・メディアを通じて商品や企業の宣伝ができる
・報道された記事を営業資料としても活用できる
従業員のモチベーションのアップにもつながる
優秀な社員を採用しやすくなる
・and more…

これらは、プレスリリースに限らず広報PR活動全体の狙いでもあります。これらを意識しながら広報の戦略を練るようにしましょう。

そもそもメディアってなに?

メディアとは、mediumという英語の複数形で意味は“媒体”“手段”という意味です。
TV、新聞、雑誌、ラジオ、インターネットは「5大マスメディア」と呼ばれます。各メディアは媒体の特徴を活かしながら、日々情報を発信しています。

また、メディアは広報の側面として以下の役割を果たしています。

メディアの役割
  1. 国民の知る権利に応える
    情報公開制度、情報公開法
  2. 社会・消費者・生活者の味方、代弁者
    全ての一時情報を確認できる立場にない
    情報の非対称性を解決
  3. 目利き(選別眼)
    一時情報を獲得し、社会に伝達
    解説記事等の二次情報も提供
  4. 第三者として客観的立場で、情報を発信

このことから、メディアは社会からの一定の信頼を獲得していることが分かります。その信頼を崩さないためにも、メディアは正しい情報を発信することに力を注いでいます。そのため、メディアの発信する情報は企業にとって他の利害関係者に多大な影響があります。

プレスリリースから記事になるまでの流れ

「プレスリリースを配信すると何がどうなって記事になるの?」というかたの為に、プレスリリース配信から記事になるまでの流れを簡単に説明します。

  1. メディアに対してプレスリリースの配信
  2. メディアの担当者がプレスリリースを確認
  3. メディアの担当者が記事を希望
  4. 取材
  5. 記事に掲載

という流れになります。

実際のところ、中小企業・ベンチャー企業ですとなかなかそううまく取材されることはありません。しかし、プレスリリースの正しい活用法を知ることで、より取材されやすい企業になることはできます!

記事に繋がらなかった・・・で終わらせない!

取材に繋がらなかったプレスリリースは、必ずその理由や原因について分析を行うことが重要です。

分析ポイント
・内容にニュース性はあったか?
・その媒体に合わない情報ではなかったか?
・タイトルのインパクトがなかったのか
・それ以外に何か理由はないか?

また、プレスリリースはコンスタントに情報発信するのが基本です。
そうするとメディアから「この会社の広報はしっかり活動している」という印象づけにもなります。直接会ってプレスリリースを渡しているのであれば、より繋がりも深くなります。

まとめ

いかがでしたか?
メディアへの情報発信をしっかりできている中小企業・ベンチャー企業はまだまだ多くはありません。プレスリリースの活用方法を正しく理解することで、メディアとの信頼関係を築き、報道を獲得し、企業価値を上げていきましょう。

次回は、「プレスリリースの書き方」について説明していきます!